ドライヤーで髪を乾かすのはなぜ

なぜドライヤーで髪を完全に乾かさないといけないのか?自然乾燥はダメなの?

乾いている髪と濡れている髪との違いについて説明させていただきますね

乾いている髪:キューティクルは髪の表面をピッタリとウロコのように覆っています

完全に乾いている髪のキューティクル
キューティクルがピッタリと髪表面に張り付き、髪内部を守ります
更に髪表面に18-MEA(18メチルエイコサン酸)という油分がビッシリと髪表面を覆います
この状態が最も髪が丈夫な状態です

濡れている髪:キューティクルは浮き上がっています

濡れている髪のキューティクル
1枚のキューティクルは4層構造
一番外側のキューティクルは水を吸いにくい性質
内側の3層のキューティクルは水を吸って膨らみやすい性質
髪が濡れるとキューティクルは内側が膨らんで浮き上がるのです
キューティクルの目的は
髪の内部を守る
水分の出入りをコントロール
デトックス         と言われています

 

インティでは寝る前に完全に髪を乾かすようおねがいしています

髪に湿気が残っている=キューティクルが浮き上がっている

→寝返りでキューティクルがこすれて剥がれる
→剥がれた所から髪内部(コルティックス)のタンパク質や水分やヘアカラーの染料が失われる
→手触りがザラザラになります

キューティクルが剥がれると

パーマが掛からない&縮毛矯正で真っすぐにならない
ヘアカラーの色がすぐ落ちる
くせ毛になる・ツヤがなくなる・ゴワゴワに・・・

キューティクルの方向に沿ってドライヤーを完全にかけると
キューティクルが整ってツルツルになります

もし、あなたの髪が「完全に乾いた!」と思ったとき、バサバサなら・・・
まだ乾いていないので、ツルツルを目指してもう少しドライヤーをかけましょう

自然乾燥なら大丈夫!と思う方もいらっしゃいます

残念ですが
自然乾燥は髪内部の水分が抜け出てしまいます
**扇風機で乾かすとガスガスになりますよね
  自然乾燥はそんな感じの手触りになります

シャンプーなどで濡れた髪はドライヤーで乾かすのがとても大事です

 

***この記事のキューティクルの説明文などは毛髪化学の文献を参考にしております
キューティクルが剥がれる部分に関しては竹井自身やお客様の経験によるものです

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP